ビルトインガレージを設置する場合、雨風やイタズラから愛車を守れたり、駐車スペースを趣味の場所として楽しめたりと様々なメリットがあります。
しかし、いくつかのデメリットがあることも、設置をお考えの際は考慮すべき必要があるでしょう。
今回の記事では、ビルトインガレージを設置するデメリットについて解説します。
□ビルトインガレージのデメリットについて
車を所有している方にとって、メリットばかりにも思えるビルトインガレージですが、いくつかのデメリットも存在します。
以下では、考慮すべき3つのデメリットをご紹介します。
1つ目は、費用がかかることです。
一般的なカーポートを設置する場合は、庭に柱を立てて屋根を取り付けるだけなので、車1台分であれば20〜40万円程度で抑えられます。
しかし、ビルトインガレージは家の中に車を駐車できるスペースを作るため、家の強度や耐震性を保つために建築費が高くつく場合が多いです。
2つ目は、スペースを取られることです。
家の中に車を停めるスペースが必要となるため、その分敷地のスペースを取られることになります。
居住空間が削られるため、敷地面積をあまり広く取れない場合は、階層を重ねる必要もあるでしょう。
3つ目は、間取りの問題です。
先述した通り、建物の敷地面積を使って車を停めるため、1階の生活スペースを2階に移す必要がある場合もあるでしょう。
例えば、リビングやキッチン、バスルームなどは1階に設置する場合が多いですが、敷地によっては居住スペースを圧迫する可能性があります。
□ビルトインガレージを設置する際の注意点について
デメリットを考慮して設置を検討するのと同時に、いくつかのポイントにも注意しながら進めると良いでしょう。
以下では、設置する際の注意点を2つご紹介します。
*将来を見据えた広さを設定する
ビルトインガレージを含むガレージは、基本的にリフォームするのが難しいため、広さについては特に注意が必要です。
そのため、現在の車を格納することだけを念頭に広さを決めてしまうと、車を買い替える際に格納できないケースも考えられます。
家族構成や年齢によっても車のニーズは異なるので、将来的な車の購入や買い替え計画を整理しておくことをオススメします。
*騒音・排気ガス対策をする
一般的なガレージと比較して、室内にある分エンジン音やシャッター音、排気ガスが部屋に届く可能性が高いです。
そのため、リビングや寝室などのスペースは、できるだけガレージと離したり、遮音性の高い壁やシャッターを取り付けたりすると良いです。
また、換気設備や窓を複数設置することで、排気ガス対策は取れるでしょう。
□まとめ
今回は、ビルトインガレージで考慮すべきデメリットについて解説しました。
メリットだけでなく、デメリットについてもしっかりと把握しておくことがポイントです。
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