本日、2階では大工歴45年の足利棟梁による和室工事が行われています。
お兄さんが大工だったこともあり、15歳で大阪に来て大工になった足利棟梁
今年で大工歴45年目を迎えます。
親方から引き継いだ和室仕上げの腕は、洗練され卓越しています。
こちらの木は、M様邸のお家にあったものです。
大切な思いを後世につなぐ仕事です。
多くの家を建て、和室仕上げが自慢の足利棟梁もこの日は、少し緊張をしている様子でした。
いつも笑顔の足利棟梁ですが、真剣な表情へと変わります。
こちらは、墨付けの道具です。
伝統技法とも言われている墨付けを手作業で行ってきます。
柱の芯をとらえ、朱で印がつけられます。
真ん中の赤い線が朱です。
今では真壁仕様の和室が少なくなりました。
そのため、このような日本固有の技術も家を建てる際、なかなか見られなくなってしまいました。
丁寧に造り上げられていきます。
代替えのきかないお品物です。
足利棟梁も親方から引き継いだ最高の技術力で、M様邸の木と向き合います。
手作業による木の裁断がおわり、完成イメージを組み立てて見せていただきました。
お父様の建てられた家と家族への思いが後世に続きます
職人の技術力によって、息吹が吹き込まれました。
完成が楽しみです。
足利棟梁の職人紹介の記事はこちらです。