地震にも強い頑丈な家ってどんな家?

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地震にも強い頑丈な家ってどんな家?
玄関ドアとニッチ棚

地震大国と言われる日本では、どこに住んでいても少なからず地震の心配がついて回ります。

そのため最近では、地震への備えを意識されている方も多いです。
実は一般的に地震に強いとされているお家の形があります。
そこで今回は、地震に強い家の形やどのような家が地震に強いのかを紹介します。

□地震に強い家の形はシンプルな箱型

地震に強くするには、箱型が適していると言われています。

長方形や正方形の四角形だと、家を囲む6つの面が一体となっており、全体を支えることができ、これが地震に強いと言われている要因です。

これに対し、凸凹のある複雑な形のお家、例えば、一階が駐車場で2階以上が「ピロティ構造」になっている建物は、地震に弱いと言われています。

凹んだ部分にエネルギーが集中し、建物にねじれや歪みが生じやすくなるからです。

実際に、阪神大震災で新耐震基準のピロティ構造の建物が倒壊していると、内閣府の資料で報告されています。

(参考:内閣府「阪神・淡路大震災教訓情報資料集【03】建築物の被害」)
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/hanshin_awaji/data/detail/1-1-3.html

ただ、ピロティ構造だと、津波に強いことが東日本大震災の際に報告されています。
(参考:朝日新聞デジタル「「ピロティ住宅」津波に耐えた 1階は柱、波の力受けず」)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201108280179.html

地震に強い家

□箱型の家が地震に強い理由

*「耐力壁」がポイント

箱型の家が地震に強い理由として「耐力壁」があります。

耐力壁とは、地震や台風などの力に耐える壁のことを言います。
建築基準法第20条にも規定されています。

柱・土台・梁だけでは簡単に崩れてしまうため、軸組工法の筋かいを入れたり、構造用合板で張ったりします。
このように崩れないように抵抗するような状態にした壁を「耐力壁」といいます。

耐力壁の配置は「剛心」に大きく関わってきます。

※「剛心(ごうしん)」とは、建物の強さの中心点を指します。
つまり建物の中で一番強い部分です。
お家の形に凹凸があると、耐力壁の配置バランスが均等になりにくく、剛心の位置が中心からズレていきます。

「重心」と「剛心」が近いほど、地震のときの揺れ幅か小さくなり、離れるほど揺れ幅が大きくなります。

箱型の家だと耐力壁の配置を均等にしやすくなり、剛心が真ん中に位置すれば、剛心と重心の点の距離が近づき、揺れに強くなるのです。

富田林市にある地震に強い家

□まとめ

今回は、地震に強い家の形やどのような家が地震に強いのかを紹介しました。
コージーハウジングでは、シンプルな箱型の形が地震に強い形だと考えています。
箱型のお家の中に様々なこだわりを詰め込んでいます。
ぜひ一度見学に来てみてください。

コージーハウジングのモデルルームのキッチン

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