本日は、1階の和室の造作工事を行います。
M様邸・Y様邸は二世帯住宅で、1階2階に和室があり、本日は1階の和室工事を行います。
和室には、真壁と大壁2つの仕様があります。
M様邸では、日本古来から受け継がれてきた真壁仕様の和室で仕上げ、柱や梁を露出させます。
床柱には北山杉を使用します。
北山杉は、京都の北山地域で採れる杉です。その歴史は古く600年以上の歴史があります。
▶北山杉の歴史
https://www.pref.kyoto.jp/kyotorinmu/rinmu/12900041.html
墨付けを行っていきます。
墨付けを行い、木の芯をとります。
ミリ単位であってもミスが許されない工程です。
大工歴45年の足利棟梁であっても
「緊張する」
口にしていました。
M様邸、Y様邸が前に住まわれていた家は、足利棟梁の師匠が建てた家でした。
今回家を建てるにあたりお父様、そして師匠の思いを受け取り、より一層、家づくりへの熱い思いと後世に残しつなぐ大きな責任を、感じずにはいられないようでした。
切り終わりました。
木目がとても美しいです。
足利棟梁の緻密な作業の跡がみてとれます。
一度、はめ込みを行ってみます。
丁寧にそして、確信をえているようにはめ込んでいきます。
採寸し、床柱の仕上げ準備に入ります。
線が綺麗に合わさっているのが、わかるでしょうか?
美しい北山杉の床柱がそびえたちました。
引き続き和室工事を行います。