注文住宅を検討中で、全館空調システムで悩まれている方はいらっしゃると思います。
メーカーによって全館空調システムの仕組みには違いがあります。
そこで今回は、三菱電機の「エアリゾート」と住友林業の「エアドリーム ハイブリッド」の特徴を比べてみましょう。
□三菱電機「エアリゾート」の特徴
全館空調システム「エアリゾート」は業界では最もクオリティーが高い製品と言われています。
エアリゾートの特徴を4つ解説します。
まず1つ目は、各階・各部屋ごとに温度調節が可能であることです。
各部屋で温度風量制御を行い、それぞれで快適な温度環境を実現できます。
それにより、3階建ての住宅や地下がある住宅でも快適な温度環境を実現しています。
2つ目は、ランニングコストが安いことです。
必要のない部屋の運転を制御可能です。
使用頻度の低い物置などのスペースの運転を減らし、不要な電力を低減できます。
その結果、通常の全館空調システムを上回る省エネを実現してくれます。
3つ目は、メンテナンスがしやすいことです。
2週間に1度のフィルター掃除を行う程度で良いです。
室内ユニットを引き出し、掃除機でほこりを吸いとるだけなので、非常に簡単です。
4つ目は、アメニティドライ運転ができることです。
室内の温度を下げることなく、温度を下げます。
それゆえ、快適な温度を保ち朝までゆっくりとした睡眠を取れます。
以上が、エアリゾートの特徴になります。
エアリゾートは温度と湿度の両方を交換可能な全熱交換器を採用しているため、外部の乾燥した空気を屋内に入れません。
冬は乾燥しやすい季節ですので、これからの季節におすすめです。
□住友林業「エアドリーム ハイブリッド」の特徴
エアドリームハイブリッドは住友林業さんの建てるお家に導入されている全館空調システムの総称です。
エアドリームハイブリッドは涼温房をさらに進化させる全館空調システムとして人気です。
外気冷房の機能を加え、機械と自然の力を融合させたハイブリッドなシステムです。
全館空調システムの基本性能はそのままで、外部の空気が心地良い際には外気冷房で自然の空気を室内にもたらします。
エアドリームハイブリッドの特徴を3つ解説します。
まず1つ目は、電気式エアクリーナで空気をきれいにすることです。
静電気の力で、集塵して各部屋にきれいな空気を届けます。
2つ目は、各部屋ごとに好きな温度設定できることです。
VAV(Variable Air Volume Control)と呼ばれる機能を用いれば、部屋ごとの温度調整が可能です。
3つ目は、加湿ができることです。
全館空調システムでは、基本的に乾燥することが避けられません。
しかし、エアワッシャー型加湿システムと呼ばれる機能を用いれば乾燥問題を解説できます。
装置内に空気を加湿できる専用ユニットを設置します。
空調空気を各部屋に送り届ける前に加湿することで、家中を加湿できます。
以上が、エアドリームハイブリッドの特徴です。
なお、2つ目と3つ目に紹介した機能は有料オプションなので要注意です。
□まとめ
今回は、三菱電機の「エアリゾート」と住友林業の「エアドリーム ハイブリッド」の特徴を比べてみました。
建てるお家によっても合う合わないの相性があります。
コージーハウジングではエアリゾートを採用しており、それは提供しているお家の性能を十分に発揮するためです。
せっかくのマイホームですので、気になることも多いと思います。
一度ご相談ください。
とことんお話しして解決していきましょう。