「高気密高断熱の家では音が響きやすいと聞いたが本当なのか」
家づくりをお考えの方で、このような疑問をお持ちの方は多いでしょう。
結論から申し上げますと、高気密高断熱の家では音が反響しやすいです。
ではなぜ反響してしまうのでしょうか。
この記事では音が反響してしまう原因とその対策をご紹介します。
□高気密高断熱の家では音が響く?
高気密高断熱の家は外からの騒音の出入りを遮ってくれる反面、室内の音を反響してしまうという面もあります。
テレビの音やドアを閉める音、家事で出た音が室内で反響するという特徴を持っているのです。
一般的な住宅では隙間が比較的多いため、室内で出た音は外に逃げていくことがほとんどです。
しかし、高気密高断熱の家では、隙間がほとんどありません。
そのため、音が外に逃げられず、音が反響してしまうのです。
しかし、室内の反響音を遮ることは十分に可能です。
この記事の後半では、どうすれば音の反響が防止できるのかについて解説します。
□音を響かせないための対策をご紹介!
住まいで音が響かないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。
ここでは3つの対策をご紹介します。
*防音性の高い素材を使用する
外壁材や屋根材、床材などに防音性の高い素材を採用しましょう。
具体的にはタイルやコンクリート、サイディングなどがオススメです。
また、道路に面する窓は小さくしたり、複層ガラスにしたりすることによって防音性を高めましょう。
*間取りを工夫する
室内の音を反響させないようにするには、間取りにも工夫が必要です。
広い空間だと、音が響きやすいです。
そのため、吹き抜けやロフトを採用する際は十分に検討してから導入しましょう。
*吸音性の高い素材を選ぶ
防音性を上げるだけでは、室内の音が外へ逃げていきません。
したがって、音を吸収する素材を採用することも検討しましょう。
グラスウールやロックウールのような断熱材も音を吸収してくれるため、壁や天井の内側に設置してみると良いです。
加えて、外壁や内壁の間に空気の層を設けるのも効果的です。
こうすることによって、音が振動しにくくなり、反響する度合いを小さくできます。
□まとめ
音の反響を防ぐための対策をご紹介しました。
高気密高断熱の家では、隙間が少ないため音が響きやすいです。
今回ご紹介した「防音性の高い素材を使用する」「間取りを工夫する」「吸音性の高い素材を選ぶ」の3つの対策を施して、快適な生活を手に入れてくださいね。
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