職人道具
本日は大工の棟梁
足利の仕事を助ける職人道具を紹介したいと思います。
本日は、床柱の飾り梁をつけるため、和室造作工事をおこなっています。
梁には、M様邸の思い入れのある木
さくらの木を使用します。
床柱と桜の木の取り合い部分をノミで削っていきます。
木の硬さや、彫る大きさ、形によって使用する 鑿(のみ) が違います。
足利棟梁に持っている 鑿(のみ) を見せてもらました。
代表の菊井から譲り受けたものもありました。
鑿(のみ)砥石でとぎ、角度を調節していきます。
一番はじめは荒いもので削り、角度を広げて、削ります。
続いて中ぐらいの荒さ
最後に仕上げの石で滑らかな刃先になるように、仕上げていきます。
これは45年前から使っている仕上げ用の砥石
だいぶ年期がはいっています。
一流の大工の手仕事
昔は、大工と言えば
トンカチと鉋(かんな)と鑿(のみ)とのこぎりで仕事をするのが主流でした。
皆さんのイメージでも、大工というとそういったイメージも大きいのでしょうか?
そういった大工さんの姿は、近年では見る事ができなくなりました。
目で見て整え
触って確認し
握って確かめる。
手が覚えているから
道具を手入れし
自分の手に道具を添わせる。
職人は休憩するもんちゃう。
休憩は、道具をとぐものや
昔、親方に教わったんだ。
といいながら、足利棟梁は道具の手入れをしていました。
道具をみると職人の仕事の良しあしと人柄がわかると代表の菊井もいいます。
手入れをしながら大切に使ってきた足利の道具の紹介でした。
替え刃のきかない
昔ながらののこぎりも見せてもらう事が出来ました。
M様邸、Y様邸の家づくりLiveに続きます。