日本で新築一戸建てと言えば、木造住宅を選ぶ方が多くおられますが、最近だと鉄筋造りのお家を一戸建てで選ぶ方もおられます。
最近だと海外のお家と比較して日本のお家の寿命が短いと一部ニュースサイトで公開されていたりもします。
一見鉄筋造りだと、地震にも強そうで良い印象がございますが、実は木造住宅も負けていません。
「日本の家ってなぜ長持ちしないのだろう」
この疑問は正直正確性に欠けていると考えています。
そこで今回は、木造住宅の真の丈夫さとなぜ日本の住宅が長持ちしないと誤解されているのかについて解説します。
□木造住宅は鉄筋造りにも負けず丈夫です!
木造住宅は、土台や壁、柱などの構造体に木材を使用した住宅のことを指します。
一般的に木造住宅の寿命は約30年だと言われていますが、実は厳密にはもっと長いのです。
なぜ30年ほどだと言われているのかというと、築30年くらいで建て替えることが多く、建て替えた時点で寿命と区切られるからです。
最近では築20年、30年を過ぎると住む方も変わりますし、構造だけそのままにして大幅にリノベーションされる方が多いです。
そうするとそのままの状態で40年、50年を超える住宅はほとんど無くなってしまいます。
しかし、実際木材の寿命は樹齢の4倍ほど長持ちすると言われています。
例えば樹齢40年の木材を使用してお家を建てると160年ほど耐えられるということです。
このように木造住宅は鉄筋造りのお家をも凌駕するほど丈夫なお家なのです。
□日本の住宅が長持ちしないと誤解されているのはなぜ?
日本の住宅が長持ちしないと誤解されている理由は2つあると考えています。
1つ目は早く、安い家が建てられるようになったからです。
日本は戦後、高度経済成長期を迎えます。
この時代、日本は大量に生産して大量に消費するという経済活動を推し進めます。
その結果、あらゆるものが早く、安く、大量につくられるようになりました。
お家も例外ではありません。
効率重視で家を建てることができているのと、ローコスト住宅のように必要最低限のコストまで削減できるように進歩したことが影響しています。
2つ目は、新建材が使われたからです。
新建材とは、化学合成品から生まれた建材です。
効率重視でお家を建てるとなると、天然素材だけでは追いつきません。
しかし、この新建材は劣化していきます。
すると、壁の中に内部結露が発生し、カビや腐食が起こります。
そのため、新建材が用いられた住宅は早期にメンテナンスや補強が必要になり、寿命が短いという印象をもたれることに繋がっています。
□まとめ
今回は、木造住宅の真の丈夫さとなぜ日本の住宅が長持ちしないと誤解されているのかについて解説しました。
本当に良いお家を追求できるのは、設計図だけではなくお家を建てる職人の腕にも関わります。
コージーハウジングではその道何年もの経験を積んだ熟練の職人が工事を行います。
本当に良いお家にご興味がございましたらぜひ一度ご相談ください。