断熱性能を高めるには、単純に断熱材を使用すれば良いというわけではありません。
それぞれの性能やグレードを考慮する必要があります。
そこで調べていきますと、断熱材の「厚さ」が製品によって異なります。
そこで今回は、断熱材の厚さと性能の関係について紹介します。
□断熱材の厚さと性能の関係について
ここでは断熱材の厚さと性能の関係について紹介します。
断熱性能の高い家を建てたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
断熱材を使用する際にはもちろんある程度の厚みを持たせることが重要です。
しかし、断熱性能を高めるために重要なのは、断熱材の厚みではありません。
断熱材を厚くしてしまったせいで逆に住宅の断熱性能が低減してしまうということもあり得ます。
そのため、断熱材の厚みは性能を考える上で必要なことではありますが、最も重要な点ではないということです。
では、断熱性能を高めるために重要なこととは何なのでしょうか。
それは、気密処理と防湿処置です。
また、床や壁、天井の断熱よりも、開口部の処理を徹底する必要があります。
開口部の処理が甘い状態では、そこから熱が移動してしまいます。
そのため、どれだけ断熱材をうまく利用できても意味がなくなってしまうでしょう。
断熱性能を高めるためには、気密処理、防湿処理、開口部の処理が重要です。
□気密処理について
ここからは気密処理とは何かについて紹介します。
わからない、聞いたことがないという方はこの機会に覚えていってくださいね。
気密性能の高い住宅は、水蒸気の流入が少ないです。
そのため、夏は冷房がよく聞きます。
また、冬は結露の心配がなくなります。
さらに、換気効率も良くなります。
こうした状態にすることを気密処理と言います。
具体的な方法としては以下の3つがあります。
- ウレタン吹き付け工法
- テープ工法
- シート工法
それぞれにメリットとデメリットがあるので、よく検討した上でどの工法にするかを決めていってくださいね。
断熱性能と気密性能は両方備わっていることで、一年中快適に暮らせるようになります。
家を建てる際にとても重要なことなので忘れないようにしてくださいね。
□まとめ
今回は、断熱材の厚さと性能の関係について紹介しました。
断熱性能を高めるためには、断熱材にある程度の厚さは求められるでしょう。
しかし、それ以上に気密処理、防湿処理、開口部の処理は重要です。
新築を建てようとお考えの方はぜひ本稿を参考にしていただければ幸いです。