富長 大樹

Daiki Tominaga

のんびりした性格だが、スイッチが入ると...

大樹くんは代表の菊井と2大巨頭だった棟梁の1番弟子で、今は独立して棟梁になっています。普段は山登りが趣味でのんびりした性格ですが、仕事は異常に速く、周りから「モンスター」「マシン」とあだ名されるほどです。動きに一切ムダがなく、1階と2階で同時に仕事を始めると昼休憩のたびに差がついてしまって、まだこっちが終わっていないのに大樹くんは別の仕事を始めているような始末でした。

 

普段は下の代の子たちから好かれるのんびりした性格ですが、仕事になるとスイッチがカチッと入るタイプです。ムダの一切ない動きを見せて、「君たちはまだこんなにムダな動きをしているんだよ」と優しくも厳しい指導ができる大工です。ムダのない動きを突き詰めると、こうも仕事が速くなるのかと驚きました。他の大工が1棟建てている間に2棟建てるような速度なので、経験値も他の職人よりも圧倒的に多く持っています。

 

大樹くんの祖父も大工で、祖父の背中を追って大工になったという背景があります。大樹くんの祖父くらいの時代の職人は『刻み』という、鋸とノミを使い柱や梁に仕口を作って、寸法通りに加工する作業などの『右手の技術』が必要な時代で、大樹くんも祖父の影響で右手の技術をしっかり身に付けています。今の時代は機械で加工された材料が届くので右手の技術が衰退する中、しっかりと技術を身に付けている本物の技術者の1人です。

profile

プロフィール

名前
富長 大樹
出身地
大阪府
職人歴
20年
趣味
ゴルフ・トレッキング
保有資格
木造建築物組立作業主任者
玉掛け作業主任者

キーワード