瀧井 崇文
Takafumi Takii
道具を見ればすぐにわかる腕のよさ
瀧井くんは、代表の菊井が独立して4年目に初めて職方を募集したとき、応募をしてくれた大工の1人です。当時彼は大工として4年生、まだまだ大工としては見習いの時でした。
面接には車で来ていたので、すぐに「車の中の道具を見せて」と言いました。道具の整理・手入れの仕方で、大工としての腕の良し悪しは大体わかってしまうのです。
彼が車の後ろのハッチをパッと開けると、棚にずらっと並んだ道具が、驚くほどきっちりと並べられていました。見習いの時代は給料も安い中、これだけの道具を揃えて、しかもこれだけきっちり整理している職人は見たことがありません。
完全に一目惚れしてしまい、「君、明日から来なさい」と伝えて即採用です。たくさん応募してくれた職人の中で、瀧井くんはピカイチでした。現場に来てもらうと仕事も丁寧で、「絶対に棟梁になりたいんです」と、どの現場でも本気で取り組み、棟梁を目指して腕を磨いていたのが印象的です。
あれから10年以上の年月が経ち、瀧井くんは立派な棟梁として、コージーハウジングの家づくりの主力を担う職人になってくれました。丁寧な仕事は健在で、さらにお客様とのやり取りや現場の指揮など、棟梁としての仕事もしっかり板についています。そしてやっぱり今でも、道具はきっちり整理して持ってきます。1人前になった今でも初心を忘れていない彼を見ると、心から信頼できるなと思います。
プロフィール
- 名前
- 瀧井 崇文
- 出身地
- 大阪府
- 職人歴
- 15年
- 趣味
- ドライブ・音楽鑑賞・マッサージ
- 保有資格
- 木造建築物組立作業主任者
足場組み立て作業主任者
玉掛け作業主任者