哲治は前に働いていた工務店のやり方が合わなくて、「このままじゃ大工になれない！」と飛び出してきてコージーハウジングの門を叩いた方です。後で知った話ですが棟梁である瀧井くんの後輩で、どこで修行するのがいいかについて瀧井くんにも相談していたようです。

もちろん瀧井くんは代表の菊井に話そうとしたそうなのですが、哲治はそれを止めました。「自分で門を叩いて、入ることができたらここでやります」と。そのまま知らずに面接になり、「うちはかなり厳しいから、嫌いになったらやめていい」という条件で、コージーハウジングで働くことになりました。実際に、厳しいことを言って「ちょっと言い過ぎたかな…」と思うようなこともありましたが、そんな次の日でもしっかり来て頭を下げるような、非常にガッツのある方でした。

メンタルも腕もしっかりと叩きあげてきた哲治は、3年前に棟梁になって、責任者として1人で家を建てられるまでになりました。そして彼は超ムードメーカーでもあり、「哲治がいないと、旅行も面白くなくなる」と言われるほど、現場では会話の中心になっています。現場を盛り上げながら腕のいい仕事ができる、なくてはならない存在です。